平成29年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結)
平成28年11月7日
上 場 会 社 名 帝人株式会社 上場取引所 東証一部
コ ー ド 番 号 3401 URL http://www.teijin.co.jp/ 代 表 者 代表取締役社長執行役員 鈴木 純
問 合 せ 先 責 任 者 財務・IR部長 池田 正宏 TEL (03)3506-4395 四半期報告書提出予定日 平成28年11月11日 配当支払開始予定日 平成28年12月9日 四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有(アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て) 1.平成29年3月期第2四半期の連結業績(平成28年4月1日~平成28年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
四半期純利益 29年3月期第2四半期
28年3月期第2四半期
百万円 353,049 392,057
%
△9.9 3.9
百万円 26,997 35,339
%
△23.6 191.4
百万円 26,677 35,846
%
△25.6 155.3
百万円 21,370 24,464
%
△12.6
― (注)包括利益 29年3月期第2四半期 7,627百万円( △54.2 %) 28年3月期第2四半期 16,637百万円( ― %)
1株当たり 四半期純利益
潜在株式調整後 1株当たり四半期純利益
29年3月期第2四半期 28年3月期第2四半期
円 銭 108.67
124.45
円 銭 98.55
112.92
※当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併 合が行われたと仮定し、1株当たり四半期純利益及び潜在株式調整後1株当たり四半期純利益を算定しています。 (2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
29年3月期第2四半期 28年3月期
百万円 779,720 823,429
百万円 316,523 314,412
% 39.1 36.4 (参考)自己資本 29年3月期第2四半期 304,799百万円 28年3月期 300,112百万円 2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
28年3月期 29年3月期
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
― 3.00 ― 4.00 7.00
― 5.00
29年3月期(予想) ― 25.00 ―
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
※当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。平成29年3月期(予想)の1株当たり期末配当金 については、当該株式併合の影響を考慮した金額を記載し、年間配当金合計は「-」として記載しています。株式併合 を考慮しない場合の平成29年3月期(予想)の期末配当金は5円となり、1株当たり年間配当金は10円となります。詳 細については、4.注記事項「業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項」をご覧ください。
3.平成29年3月期の連結業績予想(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属
する当期純利益
1株当たり 当期純利益
通 期
百万円 730,000
%
△7.7
百万円 53,000
%
△21.0
百万円 53,000
%
△12.1
百万円 35,000
% 12.6
円 銭 177.98 (注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :有
※平成29年3月期の通期の連結業績予想における1株当たり当期純利益については、株式併合の影響を考慮しています。 詳細については、4.注記事項「業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項」をご覧ください。
4.注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) :無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注)詳細は、添付資料7ページ 「2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 (2)四半期連結財務諸表の作成に 特有の会計処理の適用」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、添付資料7ページ 「2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 (3)会計方針の変更・会計上の見 積りの変更・修正再表示」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 29年3月期2Q 196,951,733株 28年3月期 196,951,733株
② 期末自己株式数 29年3月期2Q 295,646株 28年3月期 306,114株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 29年3月期2Q 196,651,980株 28年3月期2Q 196,577,621株
※平成28年10月1日を効力発生日として普通株式5株につき1株の割合をもって株式併合を実施しました。これに伴い、 前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、期末発行済株式数、期末自己株式数および期中平均株式数 を算定しています。
※四半期レビュー手続の実施状況に関する表示
この四半期決算短信は、金融商品取引法に基づく四半期レビュー手続きの対象外であり、この四半期決算短信の開示 時点において、金融商品取引法に基づく四半期連結財務諸表のレビュー手続きは終了していません。
※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 (将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断 する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は 様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意 事項等については、添付資料5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情 報に関する説明」をご覧ください。
(株式併合後の配当及び業績予想について)
当社は、平成28年6月22日開催の第150期定時株主総会において、株式併合について承認可決され、平成28年10月1 日を効力発生日として、普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施しています。これに伴い、株式併合考慮前に 換算した平成29年3月期の配当予想及び連結業績予想は以下のとおりとなります。
1.平成29年3月期の配当予想 1株当たり配当金 第2四半期末 5円(注1) 期末 5円(注2) 2.平成29年3月期の通期の連結業績予想 1株当たり当期純利益 期末 35円60銭
(注1)第2四半期末の配当は、株式併合実施前の株式数に対して支払われます。
(注2)株式併合考慮前に換算した配当額です。
(注3)平成29年3月期の年間配当金(株式併合考慮前)は10円となります。
(四半期決算補足説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法)
(1) 四半期決算補足説明資料は、TDnetで同日開示するとともに、当社ホームページにも掲載しています。 (2) 四半期決算説明会内容は、当社ホームページに掲載する予定です。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……… P. 2
(1)経営成績に関する説明 ……… P. 2
(2)財政状態に関する説明 ……… P. 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……… P. 5 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ……… P. 7
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ……… P. 7
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ……… P. 7
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ……… P. 7
(4)追加情報 ……… P 7 3.四半期連結財務諸表 ……… P. 8
(1)四半期連結貸借対照表 ……… P. 8
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……… P. 10 四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……… P. 10 四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……… P. 11
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……… P. 12
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……… P. 13
(継続企業の前提に関する注記) ……… P. 13
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……… P. 13
(セグメント情報等) ……… P. 13
(重要な後発事象) ……… P 15 4.補足情報 ……… P. 16
(1)業績推移 ……… P. 16
(2)投入資源(連結) ……… P. 16
(3)従業員数(連結) ……… P. 16
(4)為替レート ……… P. 17
(5)主要医薬品売上高 ……… P. 17
(6)医薬品開発状況 ……… P. 17
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 1)当四半期(累計)の経営成績
本年度前半の世界経済は、先進国では景気に底堅さがみられたものの、政治・経済の不透明感は依然強く、力強さを 欠くものとなりました。中国経済は、公共投資等が下支えするも依然減速傾向にあり、国内景気も個人消費が伸び悩む 中で頭打ちとなっています。
このような状況のもと、帝人グループの当第2四半期の連結決算(累計)は、売上高としては各事業の販売が総じて 堅調に推移しましたが、円高に加え、樹脂事業の構造改革に伴う生産体制適正化の影響もあり、前年同期比9.9%減の 3,530億円となりました。また営業利益は、既存事業の成長と構造改革により着実に基礎収益力の底上げを図る一方 で、為替要因や新薬導入費用の影響もあり前年同期比23.6%減の270億円となりましたが、各事業とも計画を上回り、 減益幅は期初見通しより縮小しました。経常利益としては為替差損の発生等も加わり同25.6%減の267億円となりまし た。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税効果会計の影響による税金費用の減少もあり、前年同期比12.6% 減の214億円となりました。また1株当たり四半期純利益は108円67銭(同15円78銭減)となりました。
2)事業別業績概況
①高機能繊維・複合材料事業:売上高573億円、営業利益77億円
◆高機能繊維分野:自動車関連用途が堅調に推移
アラミド繊維では、パラアラミド繊維「トワロン」が欧州のタイヤ向け等自動車関連用途の販売を順調に拡大しまし た。一方、油田採掘関連用途及び防弾用途は低調な推移となりました。パラアラミド繊維「テクノーラ」は、国内の自 動車関連用途と海外のインフラ関連用途向け販売が堅調に推移しました。「テクノーラ」については、優れた耐疲労 性、耐薬品性等が評価され、より過酷な条件下での用途拡大が進んでいます。生産もフル稼働の状況が続いているた め、製糸工程の増設等により、生産能力を約10%増強することを本年3月に決定しています。
メタアラミド繊維「コーネックス」は、市場が拡大しているフィルター用途では厳しい競合環境が継続しています が、ターボチャージャーホース等の自動車関連、防護衣料及び産業資材用途の販売が堅調に推移しました。また昨年度 に生産・販売を開始したタイ新工場では、難燃規制・環境規制強化を背景に、高い成長が見込まれるアジア・新興国で の同素材の事業拡大を図っています。
ポリエステル繊維は、自動車関連用途や衛材・詰綿及び水処理用RO膜支持体向け等への販売が堅調に推移していま す。また、将来の更なる競争力強化に向けて、国内生産体制の再編とタイ子会社への生産移管を推進しています。
◆炭素繊維・複合材料分野:航空機用途向け等が堅調に推移、自動車向け複合材料ビジネスを加速
炭素繊維「テナックス」は、航空機メーカー各社からの好調な受注を背景に、航空機用途向けの販売が引き続き順調 に推移しました。その他の用途では、欧州・アジア地域における一般産業向けや欧米での風力発電向けの販売が堅調で した。また、耐炎繊維「パイロメックス」は、航空機のブレーキ材向け等の需要好調を背景に順調な販売が続きまし た。これを受けた、トーホウ・テナックス・アメリカにおける炭素繊維製造ラインの「パイロメックス」製造ラインへ の転換工事は計画通り進行しています。
このような状況のもと、当社は高機能素材の領域において複合材料を中心に事業拡大を図るべく、自動車の量産部品 への適用を見据えた事業展開を推進しています。その一環として、この度、北米最大の自動車向け複合材料成形メーカ ーであるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社(Continental Structural Plastics Holdings Corporation、本社:米国ミシガン州、以下「CSP社」)の全株式を取得し、完全子会社とすることとしました。こ れにより自動車向け複合材料製品事業の強力な事業基盤を獲得し、同事業のTier1サプライヤーとしてグローバル展開 を図っていきます。そして、世界的な環境規制強化に伴う環境負荷低減やコストダウンといった自動車メーカーのニー ズを的確に把握し、CSP社が有するガラス繊維複合材料(GFRP)や、当社が有する熱可塑性炭素繊維複合材料(C FRTP)といった高機能複合材料の特長を活かした部品提案を通じて、「車体部品の軽量化」「部品点数の削減」
「リサイクル性の向上」を実現し、更には従来部品を超える付加価値を提供していきます。
また、北米を中心とした炭素繊維の需要増への対応として、新工場建設に向けたプロジェクトを推進しており、米国 内での土地取得を完了しました。
②電子材料・化成品事業:売上高669億円、営業利益94億円
◆樹脂分野:ポリカーボネート樹脂の業績は堅調に推移、新規開発に注力
主力のポリカーボネート樹脂「パンライト」、「マルチロン」は、原料価格が前期対比では緩やかに上昇する中、大 幅な人民元安が円換算利益の減少をもたらしたものの、構造改革効果によって中国・日本の両生産拠点においては高稼 働を維持し、加えて販売構成の改善効果もあり、収益率は着実に向上しています。
注力分野である高機能コンパウンドにおいては、耐候性、耐薬品性、難燃性等が求められる屋外使用用途向けに共重 合ポリカーボネートを用いた製品の開発・販売を進めています。また帝人グループが保有する高機能繊維(炭素繊維、 アラミド繊維)とポリカーボネート樹脂を用いた独自の複合材料による軽量化・金属代替提案も積極的に推進していま す。
機能樹脂分野では、カメラレンズ用特殊ポリカーボネート樹脂において、スマートフォン向けに加えて車載カメラ・ 防犯カメラ向け提案を進めており、高耐熱・高屈折率品等のニーズに応じた製品ラインナップの拡充を図っています。 またPEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂では、耐熱・耐圧容器向けを中心とした用途展開を進めています。
韓国SKケミカル社との合弁会社INITZ Co., Ltd.にて量産予定のスーパーエンプラPPS(ポリフェニレンサルフ ァイド)樹脂については、自動車・電気電子用途を中心に、特徴あるコンパウンド製品の開発及び生産体制の整備を行 っています。
◆フィルム分野:国内生産拠点集約及び合弁会社の完全子会社化により競争力を強化
液晶TV向け反射シートは、中国メーカーの台頭で量・価格ともに厳しい状況が継続しましたが、スマートフォン等 の関連部材であるMLCC(積層セラミックコンデンサ)等の工程用離型フィルム「Purex」や、特殊包装用途の輸出 品が比較的堅調に推移しました。特殊ポリカーボネート樹脂を使用した有機ELディスプレー(OLED)の反射防止 用逆波長分散フィルムは、スマートフォン・タブレット用途での販売が拡大しました。また、ポリカーボネート樹脂製
「パンライトシート」も自動車メーターパネル等の車載ディスプレー関連用途の販売が堅調に推移しました。
収益面では、原燃料コストの低下や現在進めている構造改革等に伴うコストダウンが寄与し、前年同期比で改善しま した。ポリエステルフィルム事業では、本年9月末をもって計画通り岐阜事業所の生産活動を停止し、宇都宮事業所へ の集約を完了しており、今後は高付加価値用途への特化を更に進めていきます。また国内及びインドネシアの合弁会社 については、合弁相手であるデュポン社からの持分取得による完全子会社化を8月に決定しました。これにより、事業 運営の柔軟性及び意思決定の迅速性の向上を図り、従来以上に多種多様な素材・製膜方法の活用を通じて、顧客価値の 創出とその更なる向上を図ります。
海外拠点では、中国で市況が低調に推移する中、販売量、価格ともに厳しい競争環境が継続していますが、欧米では 包装用途を中心に需要が比較的堅調に推移しています。
③ヘルスケア事業:売上高736億円、営業利益124億円
◆医薬品分野:高尿酸血症・痛風治療剤の販売が順調に拡大
医薬品市場全体としては依然厳しい事業環境が継続する中、国内では、新薬群の高尿酸血症・痛風治療剤「フェブリ ク」や、先端巨大症治療剤「ソマチュリン*1」の販売が引き続き順調に拡大しました。また、「フェブリク」では5月 に「がん化学療法に伴う高尿酸血症」の効能・効果追加の承認を取得し、新たな付加価値を提供するとともに、骨粗鬆 症治療剤「ボナロン*2」の経口ゼリー剤や点滴静注剤、小型の錠剤である徐放性気道潤滑去痰剤「ムコソルバンL錠 45mg」といった剤形追加品を合わせて、幅広い治療選択肢を患者さんに提供しています。また1月より大正富山医薬品
㈱との共同で販売開始した経皮吸収型鎮痛消炎剤「ロコア」についても、販売の拡大を図っています。
研究開発においては、7月に先端巨大症治療剤「ソマチュリン*1」について、「神経内分泌腫瘍」への適応追加申請 を行うとともに、2型糖尿病における新規の糖尿病性腎症治療薬として「TMX-049DN」の臨床開発(英国、第Ⅰ相)に 着手しました。8月には、小児における成長ホルモン分泌不全性低身長症を最初の予定適応症として、米国Versartis Inc.が創製した新規長期作用型成長ホルモン剤「VRS-317」の日本における独占的開発・販売契約を締結しました。
また海外での高尿酸血症・痛風治療剤の販売も順調に拡大しています。現在、販売提携国と地域は117に達してお り、その内日本を含め63の国と地域で販売していますが、残りの国・地域においても、順次販売承認を取得して更なる 拡大を図っていきます。
*1 ソマチュリン®/Somatuline®は、Ipsen Pharmaの登録商標です。
*2 ボナロン®/Bonalon®はMerck Sharp & Dohme Corp.の登録商標です。
◆在宅医療分野:高水準のレンタル台数を維持・拡大
在宅医療事業では、国内外で40万人以上の患者さんにサービスを提供しています。主力の在宅酸素療法(HOT) 用酸素濃縮装置は、据置型「ハイサンソ5S」や、携帯型「ハイサンソポータブルα」の投入効果もあり、高水準のレ ンタル台数を堅調に維持しました。今後は3月に上市した携帯型酸素濃縮器「ハイサンソポータブルαⅡ」の積極展 開により、レンタル台数の更なる拡大を目指します。睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療器は、携帯電話網を活用し て治療状況をモニタリングする「ネムリンク」の訴求効果や、睡眠検査装置「SAS2100」の活用により、レンタル台数 を順調に伸ばしました。今後は1月に上市した、ネムリンクの機能に加え加湿器を内蔵した新機種「スリープメイト 10」の積極展開により、レンタル台数の更なる拡大を目指します。また、福岡市と大阪市に設置したコールセンター を活用し、患者さんのサポート体制の一層の強化を図っています。
一方、発展戦略の一環として、昨年9月より販売を開始した患者情報共有システム「バイタルリンク」については、 かかりつけ医を中心に医師会とも契約を締結し、販売を拡大しています。また、大阪大学等との産学連携で開発した磁 気刺激装置については、医師主導による難治性神経障害性疼痛の治験を複数の施設において実施しています。更に、平 成25年度に上市した、脳卒中後遺症等の歩行補助用の電気刺激装置「ウォークエイド」についても、首都圏の医療機関 等から順次事業展開を進めています。
海外では、現在米国・スペイン及び韓国において在宅医療事業を展開しています。米国では、医療制度改革に伴い保 険価格が大幅に引き下げられる等、厳しい事業環境が継続していますが、事業拠点の統廃合等の収益改善策を進めてい ます。
④製品事業:売上高1,255億円、営業利益29億円
◆衣料繊維分野:国内市場低迷の中で体質強化に注力
繊維素材では、スポーツ・アウトドア用途の戦略素材「デルタ」シリーズをはじめとする高機能素材が、欧米のスポ ーツアパレル市場で販売を拡大しましたが、国内市場では大手スポーツ量販店をはじめとする小売り販売不振の影響を 受け、低調な推移となりました。ポリエステル原糸はインテリア及び衣料用差別化機能糸の販売拡大が、ユニフォーム 素材は海外適地生産の推進がそれぞれ奏功し、国内市場が低迷している中で収益改善に寄与しました。
衣料製品では、全般的に厳しい市場環境が継続している中、期初からの円高と人民元安基調を背景として、生産性の 高い中国への生産回帰を図り、収益性を維持しました。また企画開発の強化を推進することで、戦略素材「ソロテック ス」の商品アイテムの裾野を拡げ、帝人フロンティア総合展示会(6月開催)や「プルミエール・ヴィジョン(パ リ)」(9月開催)等で顧客への提案を行い、オリジナル商品の提案による差別化ビジネスの拡大を着実に進めまし た。
◆産業資材分野:自動車部材関連及び土木資材が好調
自動車部材関連の販売において、タイヤ関連は高機能タイヤ用補強材を中心に好調に推移しました。また伝動ベル ト、ホース、エアバッグ、カーシートも総じて堅調な推移となりました。
繊維資材関連では、政府の国土整備計画に準じた需要や災害復興需要により、土木資材が好調でしたが、天候不順の 影響を受け、テント生地・膜材関連資材や農業資材は販売低調な状況が続きました。また機能素材輸出においては、ス ポーツ資材関連・水処理用不織布が伸長しました。
生活資材分野では、工業用ワイパー、衛生用品が堅調に推移しましたが、カーテン地販売は引き続き低迷しました。 またヘルスケア関連商品については、大手コンビニエンスストアとの取り組みが順調に拡大し、更なる新規商品の上市 に向けた企画開発を進めています。
化成品関連では、パソコン・スマートフォン市場の生産調整が続き、樹脂、ポリエステルフィルムの販売苦戦が続き ました。
その他新事業の創出においては、纏う化粧品「ラフィナン」の自社企画商品を小売り・当社ウェブサイトにて6月よ り販売開始し、更にOEMビジネスでも、9月に大手インナーメーカーによる世界初の化粧品インナー発売に結び付け るなど、ビジネスを拡大しています。また防災関連製品やウェアラブル電極布を活用した製品についても、事業化に向 けた取り組みを着実に推進しています。
⑤その他:売上高298億円、営業利益22億円
IT事業は、ネットビジネス分野において電子書籍配信サービス「めちゃコミック」の売上が順調に拡大し、堅調に 推移しました。ITサービス分野では、ヘルスケア事業において、地域包括ケアシステムの開発やIoT*を用いた認 知症ケアソリューションの検討等を開始しました。またIoT*関連では、土壌環境の状態表示を行うアプリケーショ ンを開発し、農業へのIT活用の検討を開始しました。
新事業では、リチウムイオンバッテリー用セパレータ「リエルソート」の販売が堅調に推移しました。また自社開発 によるポリエチレンを用いた高機能メンブレン「miraim(ミライム)」の事業展開にも継続して取り組んでいます。
新規ヘルスケアの分野においては、人工関節事業を手掛ける帝人ナカシマメディカル㈱が、内閣府が実施する「第14 回 産学官連携功労者表彰」において「科学技術政策担当大臣賞」を受賞しました。今後も素材技術と金属加工技術の 融合により、画期的な製品開発を進め、国産人工関節メーカーとして業容の拡大に努めていきます。
また、新たに機能性食品素材の分野で、スーパー大麦「バーリーマックス」の開発を推進しており、食物繊維、難消 化性でんぷんを多く含むことによる整腸作用を臨床試験にて確認し、自社商品の試験販売も開始しました。今後、更な る事業拡大に向けて、食品メーカーへのマーケティング活動を展開していきます。
* IoT (Internet of Things) : 世の中に存在するさまざまなモノがインターネットにつながることによって実現される全てのサービ スを指す。
(2)財政状態に関する説明 1)資産、負債、純資産
総資産は7,797億円となり、前期末に比べ437億円減少しました。これは、円高を受けて外貨建て資産の円建て評価額 が減少したことが主要因です。また季節性変動等の要因により売上債権が減少し、借入金返済に伴い現預金等も減少し ました。
負債は前期末比458億円減少し、4,632億円となりました。この内有利子負債は、長期借入金の返済や為替変動等によ り同271億円減少し、2,762億円となりました。
純資産は3,165億円となり、前期末比21億円の増加となりました。この内「株主資本」に「その他の包括利益累計 額」を加えた自己資本は、3,048億円と前期末比47億円の増加となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利 益214億円があったものの、配当金の支払いに加え円高に伴い「為替換算調整勘定」が減少したこと等によるもので す。
2)キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、親会社株主に帰属する四半期純利益が堅調に推 移したことから、合計で315億円の資金収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、重点戦略事業・新規事業を中心とする投資を行った結果、188億円の資金支 出となり、この結果、営業活動に投資活動を加えたフリー・キャッシュ・フローは127億円の資金収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当や長期借入金の返済等により238億円の資金支出となりまし た。
これらの結果、現金及び現金同等物に係る換算差額も加え、最終的な現金及び現金同等物の減少額は137億円となり ました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 1)通期の見通し
①全社業績見通し (単位:億円)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属
する当期純利益
平成29年3月期 7,300 530 530 350
平成28年3月期 7,907 671 603 311
差 △607 △141 △73 +39
増減率 △7.7% △21.0% △12.1% +12.6%
本年度後半にかけての世界経済は、米国を中心に引き続き底堅い成長が見込まれていますが、英国のEU離脱協議の 長期化や中国の過剰投資に対する調整といった潜在リスクにより、更なる経済成長の減速懸念を払拭できません。
このような状況のもと、平成26年11月に公表した「修正中期計画」の最終年度となる本年においては、同計画で掲げ た「構造改革」「発展戦略」を柱とする各種施策を着実に進めることに引き続き注力していきます。また本年度は更 に、「修正中期計画」の次の計画となる新たな中期計画の策定を進め、成長シナリオの具現化を行うとともに、ソリュ ーション提供型事業体への転換に向けた道筋を明確化していきます。
当連結会計年度の通期業績予想につきましては、為替の動向等を踏まえ、売上高は7,300億円(前回予想7,400億円)に 修正しますが、営業利益(530億円)、経常利益(530億円)、親会社株主に帰属する当期純利益(350億円)については前回 予想を据え置きます。なお、通期の為替レートは1米ドル=103円、1ユーロ=115円、また原油価格(Dubai)は通期 平均で、バレル当たり45米ドルを想定しています。
②セグメント別業績見通し (単位:億円)
売上高 営業利益
第2四半期(累計) 通期 第2四半期(累計) 通期
高 機 能 繊 維 ・ 複 合 材 料 573 1,200 77 150
電 子 材 料 ・ 化 成 品 669 1,300 94 145
ヘ ル ス ケ ア 736 1,400 124 270
製 品 1,255 2,700 29 60
計 3,233 6,600 324 625
そ の 他 298 700 22 65
消 去 又 は 全 社 ― ― △75 △160
合 計 3,530 7,300 270 530
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 該当事項はありません。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用
一部の連結子会社は、税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益 に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算し ています。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 該当事項はありません。
(4)追加情報
(繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針の適用)
「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」 (企業会計基準適用指針第26号 平成28年3月28日)を第1四 半期連結会計期間から適用しています。
記載されている商品の名称、サービスの名称等は、帝人グループの商標もしくは登録商標です。またはその他の 商品の名称、サービスの名称等は、各社の商標もしくは登録商標です。
3.四半期連結財務諸表
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円) 前連結会計年度
(平成28年3月31日)
当第2四半期連結会計期間 (平成28年9月30日) 資産の部
流動資産
現金及び預金 72,122 59,042
受取手形及び売掛金 164,536 149,497
有価証券 29,000 29,000
商品及び製品 85,965 86,270
仕掛品 7,738 9,230
原材料及び貯蔵品 26,738 25,025
その他 45,419 46,511
貸倒引当金 △1,015 △1,021
流動資産合計 430,504 403,556
固定資産 有形固定資産
建物及び構築物(純額) 58,631 56,355
機械装置及び運搬具(純額) 70,751 65,635
その他(純額) 73,883 73,518
有形固定資産合計 203,267 195,510
無形固定資産
のれん 7,296 6,500
その他 9,356 9,043
無形固定資産合計 16,653 15,544
投資その他の資産
投資有価証券 109,053 104,899
その他 66,117 62,727
貸倒引当金 △2,166 △2,517
投資その他の資産合計 173,004 165,109
固定資産合計 392,924 376,164
資産合計 823,429 779,720
(単位:百万円)
(平成28年3月31日) 前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間 (平成28年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 71,394 65,852
短期借入金 55,527 51,090
1年内返済予定の長期借入金 27,493 50,851
未払法人税等 6,238 4,668
その他 67,542 59,655
流動負債合計 228,196 232,119
固定負債
社債 55,148 55,129
長期借入金 163,645 117,851
事業構造改善引当金 12,555 10,717
退職給付に係る負債 30,440 30,097
資産除去債務 2,405 2,358
その他 16,624 14,924
固定負債合計 280,820 231,078
負債合計 509,017 463,197
純資産の部
株主資本
資本金 70,816 70,816
資本剰余金 101,473 102,801
利益剰余金 127,377 144,816
自己株式 △354 △346
株主資本合計 299,312 318,088
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 17,754 17,296
繰延ヘッジ損益 △1,303 △1,775
為替換算調整勘定 △15,073 △27,845
退職給付に係る調整累計額 △578 △963
その他の包括利益累計額合計 799 △13,288
新株予約権 837 838
非支配株主持分 13,462 10,884
純資産合計 314,412 316,523
負債純資産合計 823,429 779,720
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日)
当第2四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日
至 平成28年9月30日)
売上高 392,057 353,049
売上原価 265,332 231,269
売上総利益 126,725 121,779
販売費及び一般管理費 91,385 94,782
営業利益 35,339 26,997
営業外収益
受取利息 323 318
受取配当金 982 1,121
持分法による投資利益 2,013 2,532
雑収入 719 322
営業外収益合計 4,040 4,294
営業外費用
支払利息 1,304 1,076
為替差損 634 599
デリバティブ評価損 69 1,890
雑損失 1,524 1,047
営業外費用合計 3,532 4,614
経常利益 35,846 26,677
特別利益
固定資産売却益 119 206
投資有価証券売却益 70 11
事業構造改善引当金戻入額 - 525
減損損失戻入益 1,879 50
その他 221 101
特別利益合計 2,291 895
特別損失
固定資産除売却損 564 1,201
投資有価証券評価損 33 106
減損損失 761 586
事業構造改善費用 3,430 1,509
その他 352 378
特別損失合計 5,142 3,782
税金等調整前四半期純利益 32,995 23,790
法人税等 8,919 2,021
四半期純利益 24,076 21,769
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
に帰属する四半期純損失(△) △387 399
親会社株主に帰属する四半期純利益 24,464 21,370
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日)
当第2四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日
至 平成28年9月30日)
四半期純利益 24,076 21,769
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △7,439 △462
繰延ヘッジ損益 964 △472
為替換算調整勘定 △597 △10,623
退職給付に係る調整額 △359 △307
持分法適用会社に対する持分相当額 △7 △2,277
その他の包括利益合計 △7,439 △14,142
四半期包括利益 16,637 7,627
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 17,176 7,282
非支配株主に係る四半期包括利益 △539 344
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円) 前第2四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日)
当第2四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日
至 平成28年9月30日) 営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 32,995 23,790
減価償却費及びその他の償却費 19,043 18,630
減損損失 761 586
減損損失戻入益 △1,879 △50
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 590 413
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △1,195 △1,078
未払金の増減額(△は減少) △3,393 215
事業構造改善引当金の増減額(△は減少) 3,041 △2,401
受取利息及び受取配当金 △1,306 △1,439
支払利息 1,304 1,076
持分法による投資損益(△は益) △2,013 △2,532
投資有価証券売却損益(△は益) 9 △11
売上債権の増減額(△は増加) 6,911 8,937
たな卸資産の増減額(△は増加) △15,860 △4,437
仕入債務の増減額(△は減少) 496 △1,416
その他 △5,158 △1,593
小計 34,347 38,689
利息及び配当金の受取額 2,279 2,295
利息の支払額 △1,387 △1,046
法人税等の支払額 △8,890 △8,438
営業活動によるキャッシュ・フロー 26,349 31,500
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △14,663 △18,718
有形固定資産の売却による収入 433 1,687
無形固定資産の取得による支出 △1,233 △1,045
投資有価証券の取得による支出 △821 △631
投資有価証券の売却による収入 787 1,893
短期貸付金の純増減額(△は増加) △1,486 △367
その他 446 △1,634
投資活動によるキャッシュ・フロー △16,537 △18,818
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 1,794 △21
社債の償還による支出 △20,878 -
長期借入れによる収入 1,435 2,065
長期借入金の返済による支出 △7,738 △20,163
配当金の支払額 △1,965 △3,932
非支配株主への配当金の支払額 △284 △258
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
よる支出 - △1,360
その他 △163 △154
財務活動によるキャッシュ・フロー △27,800 △23,825
現金及び現金同等物に係る換算差額 △479 △2,589
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △18,469 △13,732
現金及び現金同等物の期首残高 70,561 100,955
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
額(△は減少) - 615
現金及び現金同等物の四半期末残高 52,092 87,838
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) 該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日) 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円) 報告セグメント
その他
(注) 合計 高機能繊維・
複合材料
電子材料・
化成品 ヘルスケア 製品 計 売上高
(1)外部顧客への
売上高 65,403 87,335 74,818 130,118 357,675 34,381 392,057 (2)セグメント間の内部
売上高又は振替高 13,716 1,994 - 1,888 17,600 9,099 26,699 計 79,120 89,329 74,818 132,007 375,275 43,481 418,757 セグメント利益 9,283 11,892 16,759 2,196 40,132 1,903 42,035
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、原料・重合及びITサービス分野等を 含んでいます。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主 な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計
「その他」の区分の利益 セグメント間の取引消去 全社費用 (注)
40,132 1,903
△340
△6,356
四半期連結損益計算書の営業利益 35,339
(注)全社費用は配賦不能営業費用であり、その主なものは、基礎研究・本社管理部門に係る費用です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報 重要性が乏しいため、記載を省略しています。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円) 報告セグメント
その他
(注) 合計 高機能繊維・
複合材料
電子材料・
化成品 ヘルスケア 製品 計 売上高
(1)外部顧客への
売上高 57,349 66,853 73,557 125,489 323,250 29,798 353,049 (2)セグメント間の内部
売上高又は振替高 12,481 1,685 - 2,342 16,508 8,973 25,482 計 69,831 68,538 73,557 127,831 339,759 38,772 378,531 セグメント利益 7,680 9,414 12,361 2,928 32,385 2,160 34,546
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、原料・重合及びITサービス分野等を 含んでいます。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主 な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計
「その他」の区分の利益 セグメント間の取引消去 全社費用 (注)
32,385 2,160 59
△7,608
四半期連結損益計算書の営業利益 26,997
(注)全社費用は配賦不能営業費用であり、その主なものは、基礎研究・本社管理部門に係る費用です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報 重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(重要な後発事象)
(単元株式数の変更、株式併合)
当社は、平成28年5月6日開催の取締役会において、単元株式数の変更について決議するとともに、平成28年6月 22日開催の第150回定時株主総会において、株式併合に関する議案を付議し、承認可決されました。単元株式数の変 更及び株式併合は、平成28年10月1日にその効力が発生しています。
1.単元株式数の変更 (1) 変更の理由
全国証券取引所は、「売買単位の集約に向けた行動計画」を発表し、平成30年10月までに全国証券取引所に上 場する国内会社の普通株式の売買単位を100株に集約することを目指しています。当社も、東京証券取引所に上 場する企業としてこの趣旨を尊重し、当社株式の単元株式数を100株に変更することとしました。
(2) 変更の内容
単元株式数を1,000株から100株に変更しました。
2.株式併合 (1) 併合の目的
上記「1.単元株式数の変更」に記載のとおり、単元株式数を1,000株から100株に変更するとともに、単元株 式数の変更後においても証券取引所が望ましいとする投資単位の水準(5万円以上50万円未満)とすることを目 的として、当社株式について5株を1株とする株式併合を行うこととしました。なお、発行可能株式総数につい ては、株式併合の割合に応じて、30億株から6億株に変更することとします。
(2) 併合の内容
①併合する株式の種類 普通株式
②併合の比率 平成28年10月1日をもって、同年9月30日の最終の株主名簿に記載または記録された株主の所 有株式数について5株を1株の割合で併合しました。
③効力発生日における発行可能株式総数 6億株
なお、発行可能株式総数を定める定款の規定は、会社法の定めにより、株式併合の効力発生日である平成28年 10月1日に、30億株から6億株に変更されたものとみなされます。
④併合により減少する株式数
併合前の発行済株式総数(平成28年9月末日現在) 984,758,665株
併合により減少する株式数 787,806,932株
併合後の発行済株式総数 196,951,733株
⑤1株未満の端数が生じる場合の対応
株式併合の結果、1株に満たない端数が生じた場合には会社法の定めに基づき一括して処分し、それらの代金 を端数の生じた株主に対して、端数の割合に応じて交付します。
3.日程
取締役会決議日 平成28年5月6日 定時株主総会決議日 平成28年6月22日 単元株式数変更の効力発生日 平成28年10月1日 株式併合の効力発生日 平成28年10月1日 発行可能株式総数変更の効力発生日 平成28年10月1日
4.補足情報
(1)業績推移 1)連結業績推移
(単位:億円) 平成28年3月期 平成28年3月期 平成28年3月期 平成28年3月期 平成29年3月期 平成29年3月期
第1四半期実績 第2四半期実績 第3四半期実績 第4四半期実績 第1四半期実績 第2四半期実績 売上高 1,926 1,995 1,992 1,995 1,742 1,788
営業利益 164 189 201 116 157 113
経常利益 180 179 210 35 144 123
親会社株主に帰属する
当期純利益又は純損失(△) 112 133 105 △38 114 99
2)報告セグメントごとの業績の推移
(単位:億円) 28年3月期 28年3月期 28年3月期 28年3月期 29年3月期 29年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
外 部 売 上 高
高機能繊維・複合材料 電子材料・化成品 ヘルスケア 製品
321 448 380 614
333 426 368 687
322 420 377 701
354 343 350 707
298 336 374 592
275 333 361 662 計 1,763 1,814 1,821 1,754 1,601 1,632
その他 163 181 172 240 141 157
合 計 1,926 1,995 1,992 1,995 1,742 1,788
営 業 損 益
高機能繊維・複合材料 電子材料・化成品 ヘルスケア 製品
36 62 89 10
57 57 79 12
46 70 87 18
46 34 34 13
36 56 86 14
41 38 38 15
計 197 204 222 126 192 132
その他 5 14 14 32 3 19
消去又は全社 △ 39 △ 28 △ 34 △ 42 △ 38 △ 38
合 計 164 189 201 116 157 113
(2)投入資源(連結)
(単位:億円) 26年3月期 27年3月期 28年3月期 29年3月期 29年3月期
通 期 通 期 通 期 第2四半期累計期間 通 期(見通し)
設備投資実施額 302 281 383 179 500
(うち有形固定資産設備投資額) (277) (253) (336) (164) (477)
減価償却費 457 430 389 186 375
研究開発費 322 324 333 195 360
(注)減価償却費には、のれんの償却額が含まれています。
(3)従業員数(連結)
(単位:人) 26年3月期 27年3月期 28年3月期 29年3月期
期 末 期 末 期 末 第2四半期末
従業員数 15,756 15,780 15,756 16,177
(4)為替レート
1)海外連結子会社BS 換算レート (期末)
27年3月期 28年3月期 29年3月期 29年3月期
第2四半期 見通し
円 /米ドル 120 113 101 100
米ドル/ユーロ 1.08 1.13 1.12 1.12
2)海外連結子会社PL 換算レート (期中平均)
27年3月期 28年3月期 29年3月期 29年3月期
第2四半期 見通し
円 /米ドル 110 120 105 103
米ドル/ユーロ 1.26 1.10 1.12 1.12
(5)主要医薬品売上高
(単位:億円) 品 名 薬 効 27年3月期 28年3月期 29年3月期
通 期 通 期 第2四半期累計期間
フェブリク® 高尿酸血症・痛風治療剤 155 213 127
ボナロン® 骨粗鬆症治療剤 129 129 59
ムコソルバン® 去痰剤 65 68 27
ベニロン® 重症感染症治療剤 98 44 22
ワンアルファ® 骨粗鬆症治療剤 54 48 20
ラキソベロン® 緩下剤 29 25 10
ソマチュリン® 先端巨大症・下垂体性巨人症治療剤 11 15 9
トライコア® 高脂血症治療剤 17 16 8
オルベスコ® 喘息治療剤 12 12 6
(6)医薬品開発状況
(平成28年9月30日現在)
品 名 対 象 疾 患 備 考
TMX-67TLS(フェブリク®) 腫瘍崩壊症候群 平成28年5月承認取得
TMX-67 高尿酸血症・痛風 平成27年11月承認申請(中国)
ITM-014N(ソマチュリン®) 神経内分泌腫瘍 平成28年7月承認申請
STM-279 アデノシン・デアミナーゼ欠損症 Ph-3
GGS-ON(ベニロン®) 視神経炎 Ph-3
GGS-MPA(ベニロン®) 顕微鏡的多発血管炎 Ph-3 GGS-CIDP(ベニロン®) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 Ph-3
VRS-317 小児における成長ホルモン分泌不全性低身長症 Ph-2/3(第2相期)
ITM-058 骨粗鬆症 Ph-2
PTR-36 気管支喘息 Ph-2
KTP-001 腰椎椎間板ヘルニア Ph-1/2(米国)
TMG-123 2型糖尿病 Ph-1
TMX-049 高尿酸血症・痛風 Ph-1
TMX-049DN 2型糖尿病における糖尿病性腎症 Ph-1(米国)
* ボナロン®/Bonalon® はMerck Sharp & Dohme Corp.の登録商標です。
* ソマチュリン®/Somatuline® は Ipsen Pharma, Paris, France の登録商標です。
* KTP-001は波呂浩孝氏(山梨大学大学院・教授)と小森博達氏(横浜市立みなと赤十字病院・副院長)の発明に基づ き、帝人ファーマ㈱と一般財団法人化学及血清療法研究所が共同で開発・創製した薬剤です。